いきなりですが、ビジネスをする上でいちばん大切なのって何だと思いますか?
良い商品、お客様などなどいろいろあるかなって思いますが、わたしが思ういちばん大切なのは「コンセプト」。
商品以上にって言うとちょっと語弊があるかもしれないけど、もちろん商品が素晴らしいっていうのは大前提として、いくら商品が良くてもコンセプトが良くないと全く売れません。
今回は、そんなコンセプトの作り方を中心にお伝えしていきますね!
コンセプトとは?
概念というのは、提供する価値、目指すビジョンを明文化したものを指すのだよ。
全く同じ商品でも、コンセプト、魅せ方を変えたとたんに売れたという事例はたくさんあります。
例えば、青森のリンゴ農家さんのお話をご存じですか?
ヒョウが降って、収穫間近のりんごに傷がつき、すべてが売り物にならなくて困り果てていた農家さん。
その量、なんと10㎏のりんご箱1000箱分!
ヒョウによって傷ついたリンゴは、通常ならジュースなどの加工品に回されるのですが、今年はりんごが豊作で、それもなかなか受け付けてもらえず…
ここで農家さんは、コンセプトを変えてイベントに出展したところ、2日間で60箱を完売することができたんです!!
どんなコンセプトだったと思いますか?
「ヒョウのおかげで傷がつき、自然の恵みを受けて甘みが倍増した希少価値の高いりんご」
これで見事完売です。
普通なら加工品用や訳あり品として価値が低くなってしまうものでさえも、コンセプトを変えただけで価値が上がる、とても良い例ですね。
詳細が気になる方は、こちらをご覧ください ↓↓
傷がつくとさらに甘くなる!? 青森の”雹(ひょう)害りんご”をイメージアップして、多くの人に届ける「雹kissりんごプロジェクト」
いかがですか?コンセプトがどれだけ大切か分かって頂けたのではないでしょうか。
ビジネスはコンセプトが9割なんて言われます。つまり、あなたのビジネスが成功するか否かは、コンセプトにかかっているということ。
このことを知っておかないと、本当に一生売れないままで終わってしまう可能性も( ;∀;)
コンセプトの作り方
コンセプトづくりの大まかな要素はこの3つ!
- どんな悩みを解決できるのか?
- 誰の悩みを解決するのか?
- それをやったらお客様はどうなるのか?
これら3つを組み合わせて作ります。それぞれ詳しく解説していきますね。
(1)どんな悩みを解決できるのか?
ビジネスというのは基本的に悩みの解決です。
悩んでることを解決してくれるからみんなお金を出すんですよね。まずは、これがいちばん大切。
「あなたの商品・サービスでどんな悩みを解決することができますか?」
まずはこれを書き出してみましょう。
気を付けて欲しいのは、独りよがりの都合の良い考えにならないようにすること。
お客様が、お金を払ってでも解決したい悩みであるととが大切です。
すでにお客様がいる人は、売れるコンセプトを作るために、ぜひお客様と直接お話してみてください。
「購入前はどんなことに悩んでいましたか?」
などとヒアリングしていくことで、あなたの将来のお客様となる人に響くコンセプトが作れるようになりますよ。
(2)誰の悩みを解決する?
次に、ターゲットを明確にしましょう。
ターゲットを決める際のポイントは、なるべく細かく設定すること☝
例えば「主婦」といっても、年齢や子供がいるのかいないのか、子供の年齢によっても、悩みがずいぶんかわってきますよね。
ターゲットを絞ると、お客様が減ってしまいそうな気がしますが、あんな人も、こんな人にもと欲張ってしまうと、結局誰にも刺さらないコンセプトになってしまいます。
ここは勇気をもってターゲットを絞りに絞りましょう!!
(3)それをやったらお客様はどうなる?
最後に、お客様があなたの商品で悩みを解決できたとして、最終的にそのお客様がどうなれるのかを書き出してみてください。(ベネフィットってやつですね。)
ベネフィットについて詳しく知りたい方はこちらからどうぞ ↓↓
結局お客様は、最終的に自分がどうなれるのか。ここが知りたいんですよね。
例えば「ダイエット」という例で説明すると、これを購入したら痩せます!というだけでは相手に響きません。
それより、「痩せた後、あなたにはこんなことが起きるんですよ」という、痩せた後の未来を見せてあげて下さい。
例えば、ダイエットに成功して痩せると、
- 着たかった服が着られるようになる
- 海やプールで自信を持って水着を着られる
- 鏡に映る自分を見て嬉しくなる
- 身体が軽くなって、疲れにくくなる
- 慢性的な不調から解放される
- 周りから「キレイになったね」と声をかけられる
- 旦那さんに優しくしてもらえるようになる
挙げればきりがありませんが、お客様は、今何か問題を抱えていて、それを解決するために「ダイエットをして痩せたい」と思っている。
だから、お客様が痩せた後の未来を、きちんと具体的に想像できるように表すことが大切です。
お客様が具体的に想像でき、かつその内容がお客様にとって魅力的であればあるほど、あなたの商品・サービスが欲しくてたまらない状態になってもらえるわけです。
3つの言葉を組み合わせよう
でこの3つの言葉が出たら、これらを組み合わせてコンセプトを作っていきましょう。
コンセプトは型に当てはめていくだけ(^^)
〇〇に悩んでいる(ここは1つめで書きだした悩みを入れてください)
▲▲な方に向けて(ここは2つ目の誰のということですね)
□□になれる(これはお客様はどうなれるのか、3つ目で書き出したことです)
(商品名)を提供しています
例えば私なら、インスタ発信頑張ってるけど、なかなか売上に繋がらずやってて意味があるのかなと感じている、40、50代の講師・コンサル業の個人起業家さんに向けて、フォロワー1000人以下でも売上があがるインスタとLINEの活用法を教えています。と、このようになります。
コンセプトプラスαで行動を促す
魅力的なコンセプトができたでしょうか。
このコンセプトだけでも十分、商品・サービスの魅力は伝わると思いますが、プラスアルファで2つのことを付け加えると、さらにお客様に「買う」という行動を促すことができます。
お客様は、たくさんの選択肢の中からあなたの商品・サービスを買ってくれるわけです。だから、あなたから買う、明確な根拠と理由が必須。
魅力的なコンセプトでお客様の感情を揺さぶり、あなたの商品・サービスが頭から離れないようにする。
そして、明確な根拠と理由を提示することで、お客様自身に買うことを納得してもらう。
その結果商品・サービスが売れるというわけですね。
さいごに
ビジネスはコンセプトが9割!
いくら商品やサービスが良くても、このコンセプトがいまいちだといつまでたっても売り上げは上がりません。そこで闇雲に頑張って疲れてしまうのがいちばんもったいない。
ぜひこのブログを読んで、あなただけの魅力的なコンセプトを作ってみてくださいね。
ひとりで作れない!添削してほしい!一緒に考えて欲しい!という方は、個別相談も行っていますのでぜひお申し込みください。全力でコンセプト作りのお手伝いをさせていただきますね。
それでは、最後までお読みいただきありがとうございましたm(__)m