プロフィールでハンドメイドアクセサリーで月50万円稼いだと書いたところ、その話を聞きたい!という声を多数いただきました。
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そんな言葉を真に受けて(笑)、今回は、なぜ普通の主婦がハンドメイドアクセサリーだけで月収50万円を稼ぐことができたのか。
そしてなぜ辞めてしまったのか。そんなお話をしたいと思います。
キラキラプチ起業ブーム
30代の頃、巷ではキラキラプチ起業が大流行✨
もともと好奇心旺盛なわたくし。
プチ起業やりたーい!
パートとかじゃなくて、キラキラして稼ぎたーい!
と、起業を決意。
(なんとも浅はかな考えですが、当時は本気でこう思ってましたw)
しかし特に特技や熱中できる趣味などなく・・・
そんな時、目に飛び込んできたのは「アロマ」
全く興味はなかったけど
「おしゃれ!」「なんかよさそう!」
というだけでアロマを学ぶことに。
(浅はか通り越して単なるアホw)
それでも学んでいくうちにアロマのすごさや魅力を知ったものの、おそらく根本的に香りやナチュラルというところに興味なかったわたくし。
単純に向いていなかったと思うし、そして何より、アロマ以外の(ビジネスとか集客とかね)学びを全くしなかったこともあり、なかなか仕事にはなりませんでした。
でもかなりの大金をつぎ込んでたから、なかなかやめられなかったー!
わかっちゃいるけどやめられないってやつ。
それがある人に相談したところ「あなた、アロマとか向いてないよ」のたった一言で、ポンッと背中を押されアロマは辞めることに。
(きっとずっとやめたかったんだと思う(;^ω^))
ハンドメイドアクセサリー作家に
やっぱり好きなことじゃないとダメだ!と思い、ハンドメイドアクセサリー作家に転身。
でも、いつもわたしの頭の中は「キラキラして稼ぎたい!!」
(徹底してるぅw)
最初はマルシェに出たり、雑貨屋さんに置いていただいたりしていました。
アクセサリーやファッションが好き&手先の細かい作業が得意だったこともあり、少しずつ売り上げが上がるように。
とは言え、マルシェで買っていただいたりするだけではパートさんほど稼ぐのがやっと。
(それも売上ベースでね。純利益とか、時給換算したらほんとにパートさんの方がよっぽどお給料いいですよ。時給なんて10円くらいじゃないかなw)
そんな中、デパート出店をしている作家さんと知り合うように。
わたしもデパート出店したい!
だって理念は「キラキラして稼ぐ!」なんだからw。
「人に言うと実現するよ」という言葉を真に受け、いつも周りに言っていました。
すると、実際にデパート出店している人気作家さんから有益な情報が!!
さっそく応募するとなんと合格!!
めでたくデパートデビューとなったのでした。
デパートでの販売
販売は1週間。その期間の売上によって、その後も継続して置いてもらえるかが決まるというものでした。
1週間、開店から閉店まで、店頭に立ちっぱなしでの接客販売。
結果は・・・イマイチ・・・_| ̄|○
担当者さんに、継続で置かせてくれないかと頼みましたが、この売上では無理だと言われてしまいました。
しかーし!引き下がらない、往生際の悪い女です。
「売れるものを作ってくるので、もう一度チャンスをください!」と懇願。
何とか首の皮一枚つなぎとめるのでした。
売れるものを作れ!
1週間、店頭に立ってみて明らかだったのは、ターゲット層が違ったこと。
名古屋のデパートでしたが、お客様が明らかに若かった。
販売中、どんなものが売れているのかをチェックしていました。
そして売れそうなものを作って見ていただくと・・・見事合格!
継続してデパートに置いていただけることになりました。
一店舗に常設すると、他の店舗でも次々に置いてもらえるようになり、ピーク時には全国のデパート10店舗以上に置いていただいていました。
このころの私の目的は、キラキラがなくなり、ただただ「稼ぎたい!」
とにかく効率よく稼ぐために、売れる商品を研究し納品し続けました。
毎週ランキングが公開されて、納品数のノルマがあって・・・とにかく毎日作り続け、いつの間にか月収は50万円を超えることも。
稼げるようになった!・・・けど
お金は稼げるようになったけれど、ただ売れるものを機械のように作り続ける毎日。
作ることに全く楽しさは感じられなくなっていました。
ちょうどそのころ、離婚をしていてパートも開始。
早朝からアクセサリーを作り、パートに行って、帰ってきて子供を寝かせた後、深夜までアクセサリーを作る。
そんな生活で、体も限界に。
楽しくない制作、不安定な収入、そして作家としての限界も感じていたため、アクセサリーをやめよう!と決意。
パートのほうの仕事を本格的にやることにしました。
周りの人にはもったいないと言われましたが、わたしは今でも少しも後悔はしません。
今思えば、アクセサリーを作って売ることは楽しかったけど、それはわたしにとって、情熱をもって、人生のミッションとしてやるほどのことではなかったんです。
結局お金は稼ぐことができたけど、ちっとも楽しくなかった。
それから会社で本格的に働くようになり、とても良い上司、仲間、環境に恵まれました。
さいごに
わたしがハンドメイドアクセサリーでここまで稼ぐことができたのは
①人の意見を聞いて、とにかく行動したこと
②常に売れるもの、流行っているものを研究していたこと
③「お金を稼ぎたい!」という強い信念のもとに動いていたこと
こんなことが理由だったんじゃないかなと思います。
ただ、今思うのは、お金を稼ぎたい!だけではいけないなということ。
稼げるようになっても、そこにわたしの思う「幸せ」はありませんでした。
ハンドメイドアクセサリーを辞めて、会社で働き始め、ようやく、働くこととは、稼ぐこととはということと本当に向き合えたのだと思います。
ここから先のストーリーはまた別の機会に。
最後までお読みいただきありがとうございました(^^)
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